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ライフステージで変わるカードの見直し方

ライフステージで変わるカードの見直し方

一度作ったカードを、そのまま何年も使い続けているという方は少なくありません。作った当時は自分の生活に合っていたはずですが、就職や結婚、引っ越し、子どもの進学といった節目を越えるうちに、支出の中身は少しずつ変わっていきます。

使い方が変わっているのに手元の組み合わせだけが昔のまま、という状態は珍しくありません。財布に入っているけれど年に数回しか使わない一枚があったり、逆に毎月の固定費を支払っている一枚の条件を確かめないままだったり、といったことが起こりがちです。

この記事では編集部の視点で、見直しを考えるきっかけになりやすい節目、ライフステージごとに変わる支出の中身、見直しの具体的な手順、そして整理するときの注意点を、一般論として順に整理します。特定の商品を勧めるものではありませんので、判断の材料としてご覧ください。

目次

見直しを考えるきっかけになる場面

見直しは、思い立ったときにいつでもできるものですが、生活が変わる節目に合わせるほうが判断しやすくなります。支出の中身が実際に変化するタイミングなので、何が必要で何が不要かが見えやすいためです。代表的な節目を挙げてみます。

  • 就職や転職をしたとき。勤務先や収入の状況が変わり、通勤や昼食の支出の形も変わります。
  • 結婚したとき。家計をどうまとめるか、支払いをどちらの名義に寄せるかを決める場面が出てきます。
  • 引っ越しをしたとき。住所の変更手続きが必要になるほか、よく使う店や交通手段が変わります。
  • 子どもが生まれたとき、進学したとき。日用品や教育に関わる支出の比重が大きくなります。
  • 働き方を変えたとき。独立や時短勤務など、収入の入り方が変わる場面も節目のひとつです。

このうち引っ越しについては、見直し以前に手続きの必要があります。登録している住所が古いままだと、更新のカードや重要な書類が届かず、気づかないうちに利用が止まってしまうことがあります。節目が来たら、まず登録情報の更新を済ませておきましょう。

もうひとつ意識しておきたいのが、名字が変わる場面です。契約している名義と口座の名義が一致していないと、引き落としが正しく処理されないことがあります。手続きの方法は各社の案内で確認できますので、生活が落ち着いたタイミングでまとめて済ませておくとよいでしょう。

ライフステージごとに変わる支出の中身

どの支出が家計の中心になるかは、時期によってはっきり変わります。おおまかな傾向を表に整理しました。もちろん個々の事情によって異なりますので、自分の場合はどうかを考えるための出発点としてご覧ください。

時期比重が大きくなりやすい支出見直すときの着眼点
学生から就職の前後通信費、交通費、衣類まず一枚を軸に決めて明細を把握する
単身で働く時期外食、趣味、旅行実際に使う場面がある特典かを確認する
結婚や同居を始める時期家賃、光熱費、家具や家電家計の支払いをどこにまとめるかを決める
子育ての時期食料品、日用品、教育に関わる費用日常の買い物の場所と支払いの経路を合わせる
子どもが独立した後旅行、趣味、医療に関わる費用枚数を絞って管理の手間を減らす

表を見ると、同じ人でも重視すべき点が入れ替わっていくことが分かります。旅行が多い時期に合っていた条件が、子育ての時期には活かしにくくなる、といった変化は自然に起こります。合わなくなったからといって以前の選択が間違いだったわけではなく、生活に合わせて更新していくものだと捉えるとよいでしょう。

判断の軸そのものを一度整理しておくと、節目のたびに考え直す手間が減ります。何を基準に選ぶかという観点はクレジットカードの選び方|自分に合う1枚を決める5つの判断軸でまとめていますので、見直しの前に目を通しておくと進めやすくなります。

見直しの具体的な手順

いざ見直そうと思っても、どこから手をつければよいか迷うものです。編集部としては、現状の把握から始めて、最後に増減を判断する順序をおすすめします。いきなり新しい一枚を探し始めると、いま持っているものとの重なりに気づきにくくなります。

まず、手元にあるものをすべて書き出します。財布に入っていないものや、家のどこかにしまってあるものも含めて一覧にしてください。それぞれについて、年会費の有無、引き落としの口座、直近一年で使った回数と金額、そこで支払っている固定費を書き添えます。

次に、いまの生活で支出の大きい費目を三つほど挙げます。家賃や光熱費のような固定費と、食料品のような日常の変動費を分けて考えると整理しやすくなります。この三つの支払いが、いまどこに割り振られているかを一覧と照らし合わせてみましょう。

そのうえで、支出の中心になっている費目と、使っている手段が噛み合っているかを確認します。噛み合っていない場合は、支払い先を移すだけで済むこともあります。新しく増やす必要があるかどうかは、この確認を終えてから判断すると無駄が出にくくなります。

費用がかかっている契約については、その負担に見合う使い方ができているかを確かめます。付いているサービスを実際に利用した回数を思い出してみて、ほとんど使っていないようであれば、条件の異なるものへ切り替えるという判断もあり得ます。反対に、毎年しっかり使えているのであれば、金額だけを見て手放す必要はありません。

枚数そのものが多くなりすぎている場合は、管理の負担も無視できません。何枚くらいが扱いやすいのか、どう役割を分けるとよいのかという考え方はクレジットカードは何枚持つべき?枚数の考え方と管理のコツで整理しています。

整理するときに気をつけたい点

使っていない一枚を手放すと決めた場合でも、いきなり手続きに進むのは避けたいところです。そこで支払っている固定費が残っていると、引き落としが止まってサービス側で未払いとして扱われることがあります。先に支払い先を移し、切り替わったことを明細で確認してから進めるのが安全です。

貯まっている分の扱いにも注意が必要です。多くの場合、契約が終わると受け取ったポイントは使えなくなる取り扱いになっています。手放す前に残っている分を確認し、使い切るか、移せる先があるなら移しておくとよいでしょう。手順の全体像はクレジットカードの解約の手順と注意点で取り上げています。

反対に、費用がかかっていない一枚については、急いで整理しなくてもよいという考え方もあります。長く契約を続けていること自体が記録として残る面があるため、使っていないからという理由だけで一斉に手放すのは慎重に考えたいところです。負担になっていないなら、そのまま置いておく判断も選択肢になります。

見直しを習慣にするために

節目のたびに大がかりに考え直すのは負担が大きいものです。年に一度、時期を決めて明細を眺める程度の軽い確認を挟んでおくと、大きなずれが生まれる前に手を打てます。年度の始まりや、更新のカードが届いた時期を目安にするやり方が続けやすいようです。

確認するのは、固定費の支払い先、費用の負担がある契約、そして一年間まったく使っていないものの三点で十分です。これだけでも、手元の組み合わせが生活と噛み合っているかどうかはおおよそ判断できます。

家族で家計を共有している場合は、確認の場を一緒に持つのも有効です。どの支払いを誰が担当しているかが曖昧なままだと、同じ費目を二重に払っていたり、逆に誰も把握していない引き落としが残っていたりします。年に一度、明細を見ながら分担を確かめておくと、家計全体の見通しがよくなります。

まとめ

生活が変われば、支出の中身も変わります。手元の組み合わせをそれに合わせて更新していくことが、見直しの本質だと言えます。ここまでの内容を要点として整理します。

  • 就職、結婚、引っ越し、子どもの進学といった節目が、見直しを考えやすいタイミングになります。
  • 引っ越しの際は、見直しの前に登録している住所と連絡先の変更を済ませておく。
  • 手順は、手元の一覧を作る、支出の大きい費目を挙げる、噛み合っているかを照らす、の順で進める。
  • 手放す前に、固定費の支払い先を移し、貯まっている分の扱いを確認しておく。
  • 負担のない契約は急いで整理しない。年に一度の軽い確認を習慣にすると大きなずれを防げます。

ここで取り上げた内容は一般的な整理であり、条件や手続きの詳細は契約ごとに異なります。実際に見直すときは、各社の案内で条件を確認したうえで進めてみてください。生活の変化に合わせて少しずつ整えていけば、支払いの形は無理なく自分に合ったものになっていきます。

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